ソシエダ久保建英が強豪バルサ相手に痛恨のシュートミス…同世代対決にも完敗
スペイン1部・第2節で注目されたのは、日本代表FW久保建英(21)がプレーするソシエダとバルセロナの一戦だった。開幕戦で新天地初ゴールを決めた久保が、かつて下部組織に所属していた名門バルサを相手に連続弾を決めるか? スペイン国内でも話題を集めていたのである。
試合は日本時間22日午前5時開始。開始45秒でバルサの新戦力FWレバンドフスキが、18歳DFバルデのパスを左足でシュート。ゴール左にズドンと決まった。
5分後。久保と2トップのコンビを組むFWイサクが、右サイドからシュートを放って同点に追いついた。前半27分、久保に最大の見せ場が訪れた。味方のシュートをGKがはじき、フリーの久保の前にボールが転がった。ゴール右下隅を狙ったシュートは、ポストのわずか外を通過。痛恨のシュートミスを犯した久保は両手で顔を覆い、その場に立ち尽くした。
1-1で迎えた後半19分、バルサの19歳MFファティが交代出場。下部組織時代に久保とともに攻撃陣の主軸を担ったテクニシャンである。
同21分に「バルサの若き背番号10」が本領を発揮した。相手ゴール前で技ありのヒールパスを披露し、FWデンベレのチーム2点目となるゴールをアシスト。23分にはレバンドフスキのゴールをお膳立て。そして34分には自らチーム4点目を決めてみせ、4-1完勝の立役者となった。
久保は後半、パッとしないプレーを続けて同24分にベンチ送り。年下選手らの活躍を目の当たりにし、試合後も苦渋の表情を浮かべるのみ──。