高橋容疑者の「慶応人脈」“飛び火”にビクビク…後輩の竹田JOC前会長も五輪汚職巡り聴取
「KADOKAWA」元専務も同じ法学部OB
「高橋さんは、慶応義塾幼稚舎から慶大法学部に進学。竹田恒和さんの兄・恒治さん(78)とは慶大法学部の同級生で、親密な仲です。恒和さんも慶大法学部出身で、高橋さんとは先輩後輩の間柄。高橋さんは恒和さんを『カズ』と呼ぶそうで、五輪招致委員会の理事長に『おまえがやれ』と恒和さんを押し込んだのも、高橋さんだと聞いています」(広告業界関係者)
さらに、スポンサー選定を巡って、高橋容疑者側に計約6900万円を提供した贈賄容疑で逮捕された出版大手「KADOKAWA」元専務の芳原世幸容疑者(64)も慶大法学部OB。自宅に捜索が入った松原真樹副会長(69)は慶大経済学部出身だ。2人とも高橋容疑者とは年齢が離れているが「慶大出身者はOB同士で知り合えば、つながりは“密”になりやすい傾向にある」(慶大関係者)という。
また、ある五輪関連施設の施工を担った企業トップも慶大OBで、高橋容疑者との関係がささやかれている。
「彼は慶応義塾全体の事業計画や予算編成、学部の設置などに関する最高意思決定機関『評議員会』の有力者です。年齢も高橋さんと近く、同時期にキャンパスで顔を合わせていたのは間違いない。五輪事業を巡っても関わりがあったのでしょうか」(前出の慶大関係者)
高橋容疑者の慶応人脈に、どこまで捜査の手が及ぶのか。今頃、ビクビクしている関係者は多いはずだ。