なでしこがナイジェリアに快勝も…「世界トップ国には通用しない」と初代専任監督が苦言
FIFA世界ランク11位のサッカー女子日本代表・なでしこジャパンが6日、神戸で行われた親善試合で同46位のナイジェリア女子代表と対戦。3トップのセンターに入ったFW田中美南が2ゴールを叩き込み、なでしこが2-0で完勝した。
日本、ナイジェリアともに2023年7月に開幕する女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会に出場する。なでしこにとって強靭なフィジカル、爆発的なスピード、球際の激しさが特徴のアフリカ勢との対戦は、来夏のW杯本番に向けて格好のテストとなった。
■田中美南が後半に2ゴール
前半の決定機をモノにできず、0-0で迎えた後半64分。なでしこがセットプレーから先制する。
キッカーはボランチのMF猶本光。相手ゴール左サイドに絶妙な浮き球パスを送った。タイミング良く相手DF陣の背後に抜け出した田中が、胸トラップからボールの落ち際を倒れ込みながら右足ボーレ-シュート。ゴール左にズドンと決まった。
その3分後には、攻守に存在感を放っていた3トップの左・FW杉田妃和が相手PA内で倒されてPKをゲット。これを田中が冷静に相手GKとの駆け引きを制し、右サイドネットに流し込んだ。