森保監督はたとえ続投でも現体制は解体へ…右腕のコーチ陣はW杯後、Jクラブの監督候補に

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「大岩氏は17年から2年間、鹿島の監督を務め、現在U-21監督。これは12年から広島の指揮を執り、U-23五輪代表の監督からA代表コーチを経た森保監督がたどってきた経歴と酷似している。羽田コーチの評判も良くて、広山監督は現役時代にブラジル、ポルトガル、フランスなど5カ国でプレーした海外経験が高く評価されています」

 さらに日本協会の期待が高いのが、U-19日本代表の内田篤人ロールモデルコーチ(34)である。指導者ライセンスを保有していない「ロールモデル」ながら、協会は「アンダーカテゴリーの代表チームをはじめ、JFAが取り組む若年層の強化および普及に関わる活動に参加してもらい、世界の舞台で培った経験を後進の育成に当ててもらいたい」と期待を寄せる。

 前例のない抜擢だが、反町技術委員長は「彼が指導者の道を歩むのであれば、この活動が少しでも礎になれば」と語っており、将来的な幹部候補生として、指導者キャリアをスタートさせている。

 劇的な16強進出で森保監督が長期政権を手繰り寄せることになっても、「指導者育成」の方針のもと、現体制は解体。新たなスタッフと史上初の3カ国共催(米国、カナダ、メキシコ)となる26年W杯を目指すことになりそうだ。

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