著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

Wソックス守護神が悪性リンパ腫公表 がんを克服したメジャーリーガーは少なくない

公開日: 更新日:

 レスターはレッドソックスでメジャーデビューした2006年8月に大病を患い、5種類の抗がん剤を使った治療を数カ月間受けた結果、体重が20キロ近く減少した。そんな状態から体力の回復に励み、翌年4月にマイナーの1A級で現役復帰。徐々に制球力と球威を取り戻し、同年7月にメジャーに復帰し、大投手に成長していった。

 リゾはレッドソックスのマイナーにいた08年に見つかり、抗がん剤治療でがん細胞は消えたが、体力も著しく低下した。レスター同様、体力の回復を図った後、リハビリに励んでバットスピードを取り戻し、その年の9月にプレーを再開。そこから徐々にパワーをつけて長距離砲に成長した。

 打点王2回、本塁打王1回の大打者アンドレス・ガララーガはブレーブスに在籍していた1999年の開幕時に告知され、抗がん剤治療を受けるため1シーズン棒に振った。

 地道にリハビリに励んでパワーを回復し、翌年38歳で復帰し、100打点を叩き出した。

 ただ、成功例だけではない。悪性リンパ腫には悪性度が高いタイプがいくつかあり、それに罹患して再起が難しくなり命を落とすケースもある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末