WBCフル稼働の侍戦士を襲う「燃え尽き症候群」の懸念…松坂は故障、イチローは胃潰瘍

公開日: 更新日:

 今大会も、山本(オリックス)が優勝直後に「今は(シーズンへに向けてと)切り替えられないけど、中嶋監督に怒られないように切り替えます」と話すなど、ナインは口々に「疲れた」と言っている。

 メンタル的な疲労度はハンパない。スポーツ心理学者でメンタルトレーナーの児玉光雄氏が言う。

「並いるメジャーリーガーを倒して優勝したことは大きな自信になる。今大会に出場した選手は今季、これまで以上の活躍をしてくれると思いますよ。燃え尽き症候群は、伸び悩んで後ろ向きになっている中堅選手が思わぬ栄冠を手にして……というパターンでなることが多い。日本代表は超一流選手揃いですが、時差ボケやメンタル面のストレスは無視できない。睡眠食事をおろそかにせず、しっかり摂ること。それでも解消に少なくとも一週間から10日ほどはかかる」

 侍戦士に対するファンの期待は高まっているが、まずはしっかりと休息をとることが肝要だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ