日本マラソン勢に“ニンジン作戦”は通用しない…世界陸上内定も成績と賞金額は無関係
OBは続ける。
「五輪の報奨金もそうです。12年ロンドン大会で金が1000万円(銀600万円、銅400万円)になり、16年リオ大会から金メダルは倍増の2000万円になった。銀も1000万円、銅だって800万円です。メダル獲得なら所属先だってボーナスを出すでしょうが、賞金や成績ボーナスで生活するアフリカ出身などの強豪にはかないません。例えばアテネ大会金メダルの野口の報奨金は日本オリンピック委員会から300万円、陸連から500万円だった。それ以外に所属先から5000万円の高額ボーナスは出たらしいが、お金欲しさで金メダルを獲得したわけではない」
日本のマラソン勢にニンジン作戦は通用せずか。