ソフトバンクが恐れる近藤健介&柳田悠岐の“2人同時離脱”…強力鷹打線のアキレス腱に

公開日: 更新日:

 今季からソフトバンクに加入した近藤健介(29)。プロ11年で通算打率3割、同出塁率4割を誇り、WBCでも2番打者として日本代表の世界一奪還に貢献した。

 ロッテとの開幕3連戦でも同様に「2番・左翼」で出場。12打数5安打2打点、打率.417と好調をキープしている。

 そんな近藤だが、ケガの多い選手でもある。昨季は右脇腹の肉離れで5月上旬に戦線離脱。6月下旬に復帰したものの、99試合の出場にとどまった。それ以外でも腰やヒザなど、古傷持ちだ。

 当然、ソフトバンクもそれは承知の上。143試合フル出場なんて、最初から考えていないという。ただ、問題は離脱の時期だ。

 2番近藤とコンビを組む3番柳田(34)も近藤以上に故障がち。チームの主砲として長く活躍しているものの、毎年のように何かしらのケガをしている。

「球団が恐れているのは、近藤と柳田が同時に戦線離脱すること。1番打者が出塁し、近藤がつなぎ、柳田らクリーンアップがかえす……というのが理想ですからね。どちらかだけなら傷口も小さいが、2人同時となると大幅な戦力ダウンです。柳田は強打者にありがちな『内角攻めでの死球』の恐れもあるし、ハッスルプレーがたたって、いわゆる『しなくてもいいケガ』をすることも少なくない。さらに柳田はケガをすると長引きがち。最初、軽傷と思われたけど実際は……ということも過去にあった」(球団OB)

 2020年以来、3年ぶりのV奪還を目指すソフトバンク。2番、3番が同時離脱となれば、目も当てられない……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  2. 2

    センバツVで復活!「横浜高校ブランド」の正体 指導体制は「大阪桐蔭以上」と関係者

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希の肩肘悪化いよいよ加速…2試合連続KOで米メディア一転酷評、球速6キロ減の裏側

  4. 4

    PL学園から青学大へのスポ薦「まさかの不合格」の裏に井口資仁の存在…入学できると信じていたが

  5. 5

    阪神・佐藤輝明「打順降格・スタメン落ち」のXデー…藤川監督は「チャンスを与えても見切りが早い」

  1. 6

    ソフトB近藤健介離脱で迫られる「取扱注意」ベテラン2人の起用法…小久保監督は若手育成「撤回宣言」

  2. 7

    巨人・坂本勇人2.4億円申告漏れ「けつあな確定申告」トレンド入り…醜聞連発でいよいよ監督手形に致命傷

  3. 8

    「負けろ」と願った自分を恥じたほどチームは “打倒キューバ” で一丸、完全燃焼できた

  4. 9

    巨人・坂本勇人は「最悪の状態」…他球団からも心配される深刻打撃不振の哀れ

  5. 10

    佐々木朗希よ…せめてあと1年、吉井監督の下で準備期間を過ごせなかったのか。メジャーはそんなに甘くない

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情