松山英樹はマスターズV圏内5位Tから最終日後退…流れを変えるバーディーパットが欲しかった
会場はアップダウンが激しく、体力消耗も激しい。しかも傾斜地からショットを打たされるなど、ピンポイントで狙えるアイアンの精度がスコアに直結します。今年は天候不順で2日目、3日目ともサスペンデッドになり選手には体調面でも厳しい日程になりました。
最終ラウンドは優勝を狙えるポジションからスタート。前半はショートゲームのうまさが光りパープレーの耐えるゴルフが続き面白い展開になりそうだな、と見ていました。
しかし、流れを変える長いパットが1つでも決まっていればきっと展開も大きく変わったはずです。強弱や方向が一定でない風のいたずらもあって、1、2メートルの距離ミスからグリーンからこぼれ出てしまったり、ピンが立つ面とは違う面に乗るなど攻めきれずにパットに負担がかかっていました。
■4日間いい状態でできなかったのが悔しい
松山は上位争いではなく、2年ぶり2度目のマスターズ優勝を目指していたのですから、後半の3ボギーは優勝争いから遠ざかり集中力が途切れてしまったのです。ホールアウト後に「体が4日間いい状態でできなかったのが悔しい」と語っていました。