松山英樹は勝つための準備が整ってきたと見ていい カギは懸案であるパット
松山英樹が先週の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」で9位になり、2022-23年シーズン初のトップ10入りを決めました。
8打差15位タイ発進の最終日は、前半に4連続を含む6バーディーを奪う猛チャージを見せて、一時トップに3打差2位まで急浮上しました。後半に3ボギーと苦戦しましたが手ごたえは十分にあったはずです。
ホールアウト後は、「飛距離を戻して優勝争いできるところまで戻せるよう考えてやりたい」と語っていました。
大会4日間のドライバー平均飛距離は291.7ヤード(ランク86位)。これはボールが飛ばなくなったわけではなく、会場のトーリーパインズGCが異常気象による雨続きでラフが深かったせいです。スコアメークにはラフにつかまるよりもフェアウエーキープが鉄則であり、飛距離よりも曲げないことが何よりも大事です。
ラフからグリーンを狙うショットは手首、背中など体への負担が大きく、ケガのリスクも高まります。がむしゃらにコースを攻めて、無理を重ねたらスイング軌道のズレから、いつ背中や腰にピリッと痛みが出てもおかしくありません。