Rソックス吉田正尚が魅せた! 圧巻の1イニング2発は日本選手初の快挙 首脳陣への感謝も
WBCの打点王が本領発揮である。
レッドソックス・吉田正尚(29)が日本時間24日、敵地ミルウォーキーでのブルワーズ戦に「4番・左翼」で出場し、2本塁打を放ち、4打数2安打6打点と大当たりだった。
前日まで3戦連続安打と打撃の調子が上向きだった吉田が、大仕事をやってのけた。3番ターナーのソロ本塁打で4-4と同点に追いついて迎えた八回の第4打席。4番手右腕ブッシュの甘く入った変化球を右翼席へ運ぶ勝ち越しの2号ソロ。
ターナー、吉田の連発で勢いづいたレ軍打線は止まらない。2死満塁の好機で再び、吉田が打席に立つと、5番手右腕グエラに2ストライクと追い込まれながら、内角の変化球を捉え右翼席に特大の3号満塁弾を放った。
レ軍選手による1イニング2発は2008年のデーヴィッド・オルティス以来15年ぶり5度目。新人ではメジャー4人目で、日本人選手では史上初の快挙だ。吉田の大爆発もあってチームは12-5で大勝した。
一時は当たりが止まり「ゴロキング」と揶揄された吉田は「打撃コーチが常にコミュニケーションを取りながら、スタンスや構えを見つけだしてくれて、迷いなく打席に入ることができるようになった。(2本塁打は)うまく体が反応してくれた」と首脳陣への感謝を口にした。
■ダルビッシュ緊急降板も初勝利
パドレス・ダルビッシュ有(36)はダイヤモンドバックス戦に登板し、5回3分の2を2安打1失点、5奪三振。右足に違和感を訴えて六回2死で降板したが、今季初白星を手にした。チームは7-5で勝った。