世界柔道はロシアの「中立」選手が金メダル… 卓球の国際大会は平穏無事に行われるのか?
これをウクライナ選手はどう見たか。
14日に幕を閉じた世界柔道選手権(ドーハ・カタール)。男子100キロ級で優勝したのは、国を代表しない中立選手(AIN)として出場したロシアのアルマン・アダミアン。決勝で破った相手は東京五輪100キロ超級金メダリストのルカシュ・クルパレク(チェコ)だった。
ロシアとベラルーシの選手はウクライナ侵攻により、国際大会から除外されていたが、国際柔道連盟は今大会から中立の立場での復帰を認めた。ウクライナ選手はこの決定に反発し、今大会をボイコットした。
個人資格の「中立」とはいえ、ロシアとベラルーシの選手の出場を認めている競技は柔道だけではない。
フェンシング、卓球、五種競技、テコンドー、ゴルフなどの五輪競技も両国選手の大会復帰をOKとしたが、今後、ボイコット騒動が起こるかもしれないのが卓球だ。
20日開幕の世界卓球(ダーバン・南アフリカ)は個人戦と団体戦が隔年で開催され、今年は個人戦。ロシアとベラルーシの選手は予選に出場できなかったため参加していないが、今後行われる国際大会には「中立」選手として出られる。