朝乃山は三役以上に連敗で無念の3敗目…現状維持では大関復帰も危うい?

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 対策実らず、である。

 前頭14枚目ながら、26日の13日目に横綱照ノ富士と対戦した朝乃山(29)。今場所の優勝争いを大きく左右する一番だったが、しかし、過去5戦5敗と合口の悪い相手に完敗である。

 ともに右四つを得意とする両者。腕力と技術においては横綱に分があり、朝乃山もこれまで苦戦しっぱなしだった。

「自分より強い相手と相四つでは、朝乃山がやりにくいのも無理はない。だからこそ、この日は立ち合いで低く当たり、横綱の体を下から押し上げてから攻めようとしたのでしょう。そんな対策も、左腕を極められてからの小手投げで粉砕された。照ノ富士は立ち合いで少し下がったものの、おそらく想定内。余裕すら見える勝利だった」(角界OB)

 今場所幕内復帰したばかりの朝乃山は11日目まで10勝1敗。それが相手が三役以上になった途端、連敗である。前日も関脇・大栄翔の突き押しの前に、何もさせてもらえなかった。11日目の前頭6枚目の明生にも勝利はしたが、苦戦。朝乃山自身も「自分の相撲じゃなかった」と反省していた。

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