青学大・常広羽也斗はドラフトの目玉も即戦力にあらず?「2つのキズ」をスカウト指摘

公開日: 更新日:

「今オフのドラフト1位指名は確実。だからといって、来年からバリバリ一軍で……という投手ではない」

 こう話すのは、セのスカウトだ。

 11日に行われた全日本大学選手権決勝戦。青学大はエースの常広羽也斗(4年=大分舞鶴)が明大打線を9回無失点に抑え、堂々の完封勝利で同校に18年ぶりの優勝旗をもたらした。

 常広は今ドラフトの目玉と言われているが、冒頭のスカウトが言う。

「最近の大学生は昔に比べて緩くなった練習環境や、コロナ禍での練習不足もあって、体力不足が顕著。即戦力と言える投手はほとんどおらず、常広も例外ではない。現在はスタミナを消耗しないように、力を込めずに軽く投げて抑えているが、プロだとそう簡単にはいかない。さらに言えば、常に体が開くフォームも気がかり。あれもプロではボールを見極められやすい。ただ、逆に言えば伸びしろはあるということ。あくまで素材型のドラ1候補です」

 戦力になるまで、時間がかかるというのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷に懸念される「エポックメーキングの反動」…イチロー、カブレラもポストシーズンで苦しんだ

  2. 2

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  3. 3

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  4. 4

    吉村知事の肝いり「空飛ぶクルマ」商用運航“完全消滅”…大阪万博いよいよ見どころなし

  5. 5

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  2. 7

    大谷ファンの審判は数多い あいさつ欠かさず、塁上での談笑や握手で懐柔されている

  3. 8

    小泉進次郎の“麻生詣で”にSNSでは落胆の声が急拡散…「古い自民党と決別する」はどうなった?

  4. 9

    ドジャース地区連覇なら大谷は「強制休養」の可能性…個人記録より“チーム世界一”が最優先

  5. 10

    ドジャース地区V逸なら大谷が“戦犯”扱いに…「50-50」達成の裏で気になるデータ