松山英樹が全米OP予選Rでトバッチリ…ケプカ&マキロイ“犬猿の仲”組に入れられた真相
先ごろ、敵対関係にあったPGAツアーとLIVゴルフの事業統合が突然発表されたが、マキロイとケプカは両団体を代表する顔として、互いに痛烈批判を繰り返す犬猿関係でもあった。
そんな2人と同じ組に松山が入れられたのはなぜか?
「主催の全米ゴルフ協会(USGA)はPGAツアーにもLIVゴルフにもくみしない中立な組織であり、表向き国際色豊かで、世界中からトッププレーヤーが集結していることをアピールしたいのでしょう。3人ともメジャータイトルホルダーで知名度があります。ただ、ギャラリーやメディアは仲の悪いケプカとマキロイがどういうバトルを演じるかに関心が高く、2人を同組にすれば注目が集まる。午後組の遅い時間のスタートなら、東海岸ではプライムタイムでの中継になり視聴率も稼げます。ケプカとマキロイを同組にしたときに、もう一人がボロボロになって変に目立っても困る。そこそこの成績で回り、プレースタイルが地味な松山に“白羽の矢”が立ったのでしょう」(米ゴルフ事情に詳しい吉川英三郎氏)
ちなみにマキロイはドライバー飛距離327ヤードでランク1位。ケプカはLIV組のためランク付けされていないが330ヤード近く飛ばす。いっぽう、首のケガもあって松山は今季296ヤード(ランク120位)。飛ばし屋2人と一緒になって松山がドライバーを振り回したら、ボロボロというトバッチリを受けることにもなりかねない。いずれにしろ予選2日間はプレーしづらいはずだ。