桜井心那45位T出遅れ発進で問われるニューヒロインの真価 プロは「初Vの次の試合が大事」
【ミネベアミツミレディス北海道新聞カップ】第1日
雑音は自分で封じるしかない。
メルセデスランクの上位陣など、多くの実力者が同日開幕の全米女子オープン参戦のために欠場する今大会。初日は地元出身でホステスプロの菊地絵理香(34)が5アンダーでトップに立った。
前週の大会でプロ初優勝を遂げた19歳の桜井心那は2オーバー45位と出遅れたが、その桜井を含めた今季プロ初Vの5選手はみな、優勝の翌週はV争いに絡めていない。
■次戦が大事
プロは「初優勝の次の試合が大事」といわれ、次戦で予選落ちや下位に沈めば、「まぐれ勝ち」とシビアな視線にさらされる。栄冠が重圧になって調子を崩す選手が過去には何人もいた。
逆に、勝てずとも上位でフィニッシュすれば、ライバルに強さを印象付けられるし、自分自身も波に乗れる。その典型例が昨季の開幕戦でプロ初Vを飾った西郷真央(21)で、翌週も1打差の2位に入ると、序盤の10試合で5勝も挙げてライバルたちを圧倒した。