勝みなみ、西村優菜、渋野日向子…帰国中の女子海外組「シード当落線上」プロの胸中
【ミヤギテレビ杯 ダンロップ女子オープン】第1日
大会名にもあるように今大会の特別協賛は住友ゴム工業(ダンロップ)。ボールやクラブ契約を結ぶ選手が37人も出場している。そのうち、米女子ツアーを主戦場とする「海外組」からは畑岡奈紗(24)と勝みなみ(25)が参戦。ホステスプロとして大会を盛り上げようと意気込んでいる。「高校生の時から使っているクラブの大会なので、結果を出したい」という勝は首位に5打差の2アンダー20位とまずまずのスタートを切った。一方の畑岡はイーブンパー43位と出遅れた。
畑岡や来週の日本女子オープンに出場する古江彩佳(23)は来季のシードを気にすることはないが、勝は気が気ではない。米女子ツアーはCMEポイント80位以内でシーズンを終えなければシード落ち。勝は現在78位で当落線上にいるからだ。
先週の国内大会で3位の西村優菜(23)は、もっか81位で圏外。先週から2週間のオフに入っている渋野日向子(24)も71位と安心できる位置ではない。この3人は29日開幕のウォルマートNWアーカンソー選手権から米ツアーに復帰する。その後はポイント順位の上位陣が多数欠場することが予想されるアジアシリーズ4戦のうち2試合以上は出場できるはずだから、ここで上位に食い込みシードを確定させたいところだ。
それにしても大事なときに2週間も試合を離れている渋野は大丈夫なのか。8月の全英で予選落ちした後も、50位、41位、36位と振るわず帰国。試合には出ずに疲労回復を優先したが……。