オリ東晃平いまだ負け知らず!17年育成2位“ヤンチャ男”の潜在能力は他球団の垂涎の的だった
「負けない男」が日本シリーズでも勝利を手にした。
31日の3戦目で、オリックスの先発、東晃平(23)が5回1失点の好投を見せ、シリーズ初勝利。チームに2勝目をもたらし、中嶋監督も「経験が浅い選手だが、臆することなく投げた」と褒め称えた。
今季は10試合に登板。うち8試合に先発し、6勝0敗、防御率2.06。一軍デビューした昨季も1勝0敗と、いまだ負け知らずだ。
神戸弘陵高から2017年育成ドラフト2位で入団。2度の自由契約を経験しながら、今年の夏場から一軍ローテに定着した。東を育成時代から知る球団OBは、「ヤンチャな面もある、気の強い選手です」と、こう続ける。
「マウンドでは、向こうっ気の強さを武器にガンガン攻める投球が持ち味。クビ寸前に追い込まれてもナニクソで這い上がる根性がある。カーブとチェンジアップに自信を持っていたが、以前は直球が最速でも140キロ台中盤止まりと、速球派の多いオリックスでは埋もれていた。それでも1日に6食を取るなどの地道な増量計画でパワーをつけ、今や直球のMAXは155キロ。もともと制球が良い投手なので一気に台頭した」