巨人・浅野翔吾離脱で阿部新監督に早くも誤算…若手Gナイン抜擢が黙示する「泣きどころ」
巨人の秋季宮崎キャンプが1日、サンマリンスタジアム宮崎でスタートした。
練習前に「クタクタになるまでやってください。全て自分のため。個人の技術向上だけを頭に入れて、一つでも二つでも、うまくなって終えてください」と訓示した阿部慎之助新監督(44)だが、宮崎に入る前から誤算が生じた。
1年前のドラフト1位ルーキー・浅野翔吾(18)である。先月、フェニックスリーグに参戦中に腰の張りを訴えて離脱。当初は「強化指定選手」の予定だったが、キャンプのメンバーから外さざるを得なかった。
参加メンバーの中で、秋広や門脇は一軍での実績があり、来季は主力候補になるが、いずれも左打ちだ。秋のキャンプは「新星」がアピールするチャンス。台頭しそうな若手はいるのか。ファーム関係者がこう言った。
「阿部監督が期待しているのは、二軍監督時代に指導した大器で4年目の菊田拡和(22)。かつて『常総のバレンティン』と呼ばれ、フェニックスリーグでも打撃好調。阿部監督も『オレの餌食になるだろう』と徹底指導を予告している。もう一人は育成4位で入った高卒1年目ルーキー・中田歩夢(19)。育成選手ながら招集された。遊撃の守備は堅く、遠投120メートルを誇る鉄砲肩が武器。ともに内野手で右の長距離打者という位置付けです」