女性版マッスルバーに行ってみた!世界中のトレーニーや筋肉好きが集う「唯一無二の楽園」に酔いしれる
東京・池袋駅西口から徒歩数分。雑居ビルの階段を地下に下りて扉を開けると、そこは異世界だった。
《いらっしゃいマッスル~!》
明るい声で招かれた本紙記者が店内を見渡すと、20畳ほどの細長いフロアには大音量で音楽が流れ、天井には複数のミラーボール、奥にはステージが設置されていた。それだけなら一般的な「DJバー」に見えなくもない。
しかし、フロア中央のコの字形のカウンター内にはなんと、筋骨隆々の女性がズラリ。店内ほぼすべての女性スタッフが目を疑うほどムキムキだった。鍛え抜かれた筋肉が際立ち、あらゆる部位のサイズが一般人のそれとはまるで違う。
面食らったのも束の間、すぐさま独特なコールが響き渡った。
《♪か~んぱいマッスル! 乾杯マッスル! ハイ! 乾杯マッスル! 今夜はみんなでマッスルパーティ~!》
そう、ここは女性版マッスルバー「筋肉女子 マッスルガールズ」だ。店長のハリさんが言う。
「世界中のトレーニーや筋肉好きが集まる世界で唯一の筋肉の楽園です」
聞けば、スタッフは裏方を除いてみなボディービルや格闘技などで体を鍛えた女性で構成されているという。客層を改めて観察すると、記者が訪れた時間帯は全員が外国人で、あちこちで英語が飛び交っていた。
「海外のインフルエンサーが拡散してくれたおかげで人気に火が付き、お客さまの9割以上が外国人です。スタッフも日々勉強して、みな英語で接客できるようになっています」(ハリ店長)
各グループに1人ずつ筋肉女子が付いて接客するため、目の前の「絶景」を眺めるだけでも十分楽しめるが、この店のエンターテインメントの本番は別にある。