大谷「 日本開幕回避」ならリアル二刀流復帰にむしろプラス…左肩手術からの回復は《見通し立たず》
「チームとして特別な年に個人としても評価をしていただけた。来年以降も頑張りたいという気持ちにさせてくれました」。
日本時間22日、2年連続3度目の満票でMVPに選出されたドジャース・大谷翔平(30)が満足そうに話した。
「MLBネットワーク」の番組内での受賞発表後、報道陣の電話取材に応じ、メジャー史上初の「50ー50」(50本塁打、50盗塁)、悲願の世界一を成し遂げただけに「今年1年で言えば、満点に近い結果だった」と振り返った。
今月6日には、ヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第2戦で盗塁を試みた際に損傷した左肩関節唇を修復する手術を受けた。術後は真美子夫人と世界一を祝うことなく静養に努めていたそうで、MVP発表当日にリハビリを開始。左肩の可動域を広げたり、体幹や下半身を強化するメニューをこなしたという。
大谷は「スタートから投げる、打つというのを目標に動いています」と断言。来年3月のカブスとの日本開幕シリーズでの投打のリアル二刀流に意欲を見せたが、「見通しよりも少し(患部の)状態があまり良くなかったので、時間がどの程度かかるかというのはわからない」と、昨年8月以来の投手復帰に不安を口にした。