大谷翔平2度目のMVP満票は史上初! DH専念の来季、3度目狙うにはこれだけのノルマが
■DHの受賞者は皆無
大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこういった。
「野手は守備の貢献度も加味されるため、MVPを受賞したDHは皆無です。レッドソックスのクラッチヒッターとして活躍したオルティスですら、MVP投票では2位が最高だった。来季の大谷は一塁守備に就く可能性もありますが、DH限定なら攻撃面でよりハイレベルの数字が求められます。
2年連続本塁打王に加え、出塁率、OPS(出塁率+長打率)でリーグ上位に名を連ね、さらに機動力も兼ね備えているだけに盗塁も20~30個はあった方がいい。三冠王になれば確実ですが、タイトルが本塁打王だけなら、昨季、ア・リーグ最多本塁打記録(62本)を更新したジャッジの記録を塗り替えるようなインパクトが必要でしょう」
昨季の本塁打王ジャッジ(打率.311、131打点)のWARは10.6で大谷の9.6を上回った。これは打撃成績だけでなく、151試合で外野守備に就いた貢献度も評価されたものだ。