大谷翔平2度目のMVP満票は史上初! DH専念の来季、3度目狙うにはこれだけのノルマが
両リーグで最も顕著な活躍をした選手に贈られるMVPが日本時間17日に発表され、ア・リーグは大谷翔平(29=エンゼルスからFA)が2021年以来2年ぶり2度目の受賞。投票権のある全米野球記者協会(BBWAA)の記者30人の支持を集めて満票で選出された。MVPを2度の満票で受賞するのは史上初の快挙だ。
今季の大谷は投手として10勝5敗、防御率3.14、167奪三振、打者として打率.304、44本塁打、95打点で日本人初の本塁打王に。
MVPやサイ・ヤング賞の選考で重視される選手の貢献度を示すWARは投手が4.0(リーグ4位)、打者が6.0の合わせて10.0でリーグトップだった。投打二刀流でのパフォーマンスが評価されたのは明らかだが、打者だけのWARに限ればライバルのレンジャーズ・シーガー(打率.327、33本塁打、96打点)の6.4の後塵を拝した。
今年9月に損傷した右肘靱帯を修復する手術を受けた大谷は来季、打者限定で復帰する。DHに専念するだけに、これまで以上に打者としての結果を求められる。来季の大谷が打者だけでMVPを獲得するにはどれだけのノルマが必要か。