箱根駅伝7回総合優勝なのに…青学大OBからマラソン日本代表ゼロのワケ
注目すべきは「その先」だ。
別府大分毎日マラソン大会実行委員会は10日、第72回大会(2月4日)のエントリー選手を発表。今年の箱根駅伝3区で駒大を逆転し、優勝の原動力になった青学大の太田蒼生(3年)が一般参加で出場する。
それにしても不思議なのは、箱根では過去10年で7度の優勝を誇る青学大から五輪や世界陸上のマラソン代表が出ていないことだ。2021年の東京五輪や17年から昨年のブダペスト大会までの4度の世陸でも代表になれるチャンスはあった。
例えば、昨年の今大会で学生新となる2時間7分47秒で日本人2位(全体4位)に入った当時の青学大4年の横田俊吾(現JR東日本)はパリ五輪マラソン代表選考会のMGCの出場権を獲得したが、本番は30位に沈んだ。
ちなみにMGC2位でパリ五輪の切符をつかんだ赤崎暁(25・九電工)は、青学大が3~5回目の優勝を成し遂げたときに拓大で4年連続箱根路を走っていた選手だ。
青学大OBの伸び悩みについて、ある実業団の指導者はこう語る。