日本ハム清宮が味わう「プロ野球選手が故障すること」の意味…早くも熾烈な「三塁争い」勃発
これがプロ野球選手の現実である。
7日、日本ハムの紅白戦で白組の三塁で先発した野村(23)が二回に先制ソロ。三塁候補は他に紅組先発の水野(23)ら以外に捕手の郡司(26)も色気を見せており、新庄監督も三塁でノックをさせるなど、その気になっている。
そんな競争を、指をくわえて見ているしかないのが清宮(24)だ。昨季は三塁手としてチーム最多の88試合に出場。打率もキャリアハイの.244で飛躍のきっかけを掴んだ……はずだった。
キャンプ3日前の自主トレでランニング中に足を滑らせて左足首を捻挫し、実戦復帰まで5週間とされた。キャンプは二軍スタートで、リハビリ生活を強いられている。
チームが絶対的なレギュラーではない清宮のために三塁を空けて待ってくれるはずもなく、急きょ空席になったポジションの奪い合いが始まったというわけだ。
球団OBは「近年は同ポジションでも、SNSなどで仲良しこよしをアピールする選手は少なくないが」と、こう続ける。