米スタンフォード大進学の麟太郎は「学費」だけでも年間1240万円…そんな大金払えるの?
・新入生オリエンテーション(1度)=525ドル(約8万円)
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3カ月で計466万円超。一般家庭なら破産しかねない金額だ。佐々木一家は学費を捻出できるのだろうか。
「米国の大学では奨学金制度が充実しており、中でもスポーツ選手は学費の一部免除、全額免除の優遇措置を受けるケースが多い」と、米球界の事情に詳しい野球文化学会会長で名城大准教授の鈴村裕輔氏がこう話す。
「特に野球、バスケットボール、アメリカンフットボール、サッカーといった米国の大学スポーツでも人気の競技の選手は厚遇される。免除額は高校時代の競技実績や、大学入学後の競技成績などで判断され、日本の高校生で最多とされる通算140本塁打をマークし、甲子園にも出場している麟太郎選手も学費免除の対象になるでしょう」
加えて、スタンフォード大学は昨年、学費に関する新体制を発表。これまでは世帯年収7万5000ドル以下の学生の授業料や寮費などを免除してきたが、今年度からは世帯年収10万ドル(約1500万円)以下に対象範囲を引き上げた。