ダルビッシュが抱く「打倒大谷」への強烈対抗心!パドレスvsドジャース韓国開幕戦で初対決
日本ハムの後輩になる大谷が日本で163キロを連発した際には、「バネはすごいけど、僕みたいに調整して細かいことができるわけじゃない」とバッサリ。大谷に対して「おまえを超えるから、超えられないように頑張れ」と伝えたという。
■前言撤回してまで2度目のWBCに出場した理由
大谷への強烈な対抗心があらわになったのは、昨年のWBCだ。
ダルは当初、「僕はいいでしょう。先発陣にはすごいピッチャーがいる」などと話し、2度目のWBC出場には消極的だった。ところが2022年12月に前言を撤回。自身のSNSで「栗山監督に『来年のWBC出場しなさい』と言われたので出場します」と発表した。
指揮官の説得があったのはもちろん、突然の心変わりの裏には投打の二刀流として侍ジャパンの主力を担う大谷の存在があったからだ。
このシーズンはタイトル争いで大谷の後塵を拝した。大谷は初めてサイ・ヤング賞の票を得て、82ポイントでア・リーグ4位。一方、ダルは7ポイントでナ・リーグ8位だった。両リーグを通じて各ポジションで最も顕著な活躍をした選手を選ぶオールMLBチームでは、大谷が先発部門でファーストチーム、DH部門でセカンドチームに選ばれたのに対し、ダルはセカンドチームにも入らなかった。