学法石川・佐々木監督が語る古巣の全国制覇と新天地のチーム作り「髪型自由と言ったら拒否られて…」

公開日: 更新日:

 ――就任直後の学法石川はどのような感じでしたか。

「ずっと昔の話ですが学法石川はやんちゃなイメージがあって、今ではそんなことはないだろうけど、僕もイメージが先行しちゃって。どうしようかな、何かまず変えようかなと思ってたんですよ。僕は昔から髪型を自由にしていて、須江の代も髪を伸ばしています。だから最初に『君たち髪の毛自由にしていいよ』っていうのが第一声でした。でも、拒否られました」

 ――それはなぜ?

「いや、あなたに言われたくないよってことですよね。『僕らは坊主でいいですよ。あなたはそういう風に言うかもしれないけど、僕らは今まで通りでいいですよ』っていう拒否反応だったと思います。仙台育英で色々やったからって偉そうにすんなよっていう感情が芽生えてもおかしくないと思います」

 ――どのようにしてチームは変わったと。

ロッテドラフトで指名された黒川凱星(19)っていうのが本当に情熱があった。その情熱が空回りばっかりした3年間なんですけど、空回りするぐらい情熱があったんです。結果は出なかったですけど、残してくれた功績は大きいと思う。そのあと続いてきた奴らがだんだん雰囲気を変えてきた。なんていうか、弱いですし、体もないから打球も飛ばない子たちなんですけど、僕たちでも甲子園に来れるんだ、みたいには思ってくれてるんじゃないかなと」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  4. 4

    「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由”

  5. 5

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  5. 10

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”