現役引退のMF長谷部誠が描く「ドイツ代表史上初の外国人監督」就任の青写真
■ジャパン復帰待望論も
もちろん日本サイドも長谷部にラブコールを送っている。昨18日、JFAの宮本恒靖会長が「指導者としてのキャリアを(ドイツで)極め、日本サッカーの発展にもぜひ貢献して欲しい」とコメント。ドイツで結果を残した後、たとえば古巣・浦和の指揮官として実績を挙げ、ゆくゆくは日本代表を率いてW杯で存分に手腕を発揮して欲しい──という声はサッカー界に根強い。
「しかし、長谷部ジャパン実現の可能性は低いでしょう。長谷部には欧州各国で実績を残し、将来的にドイツ代表監督としてW杯で優勝するという野望があるのです。サッカー大国・ドイツは1923年にオットー・ネルツが初代の代表監督に就いて以来、すべてドイツ人が指揮を執っている。もし長谷部がドイツ代表の史上初の外国人監督に就任したら、これは世界を揺るがす大事件となる。それくらい長谷部は、ドイツでのキャリアを重視しているのです」とは前出の関係者だ。