ドジャース山本由伸 白星量産のカギを握る「魔球」の正体…すでに数回試行で精度向上中
ドジャース山本由伸(25)が、6勝目(2敗)をかけて日本時間2日のロッキーズ戦に登板する。
パドレスとの韓国でのデビュー戦以来となる2敗目を喫した前回27日のレッズ戦は悪天候のため、試合開始が当初の予定より1時間早まった上に、強風が吹く悪コンディションもあって、5回6安打4失点。約2カ月ぶりに黒星が付いたとはいえ、5月は5試合で3勝1敗と白星先行で終えたのは配球を変えたからだという。
米スポーツ専門局ESPNによれば、山本は開幕から投げてきたのはフォーシームとスプリットを軸にカーブとカットの4種類を使用。しかし相手の研究、対策が進み、投球パターンが読まれ始めたことから、4勝目を挙げた8日のマーリンズ戦からの直近4試合は、カーブとカットに代え、ツーシームとスライダーの割合を増やした。これにより、分が悪かった右打者の被打率.281は.231と改善したという。
■投手大谷翔平も決め球に
球種はさらに増えそうで、現地特派員によれば、山本はメジャー移籍後、日本では投げなかった新球の習得に励んできた。一昨年から投手大谷も球種に加え、決め球にしている「スイーパー」だ。