日本ハム快進撃の原動力は新庄監督以上にフロント! 育成中心のドラフト戦略ようやく結実

公開日: 更新日:

 7月23、24日に行われる今年の球宴。3日に発表されたファン投票第10回中間発表で、実に9部門のトップに立ったのが日本ハムだ。

 過去2年、チームはいずれも最下位で貯金すらつくれなかったが、今季は開幕から好調で3日現在、首位・ソフトバンクから5ゲーム差の3位。貯金は8つある。快進撃を演出する新庄剛志監督(52)のハンドリング能力は【前編】の通りだが……。【前編】からつづく。

  ◇  ◇  ◇

「それより何より、大きいのはフロントの存在ですよ」と日本ハムOBがこう続ける。

「昨年の現役ドラフトでは過去5年、一軍経験ゼロの水谷を指名した。水谷は島根の石見智翠館高から18年のドラフト5位でソフトバンクに指名された選手ですが、日本ハムも当時から高く評価していた。ただ、あの年は吉田輝星(23=現オリックス)を1位指名したのをはじめ、2位で野村、4位で万波、6位で田宮と高校生を中心に取ったうえ、水谷は万波と似たタイプだっただけに指名することができなかった。水谷はソフトバンクで出番はありませんでしたけど、ずっと獲得を狙っていた選手だったのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  2. 2
    小池知事は焦るとムキに…都知事選で「失言ループ」に突入 不安的中の陣営は戦々恐々

    小池知事は焦るとムキに…都知事選で「失言ループ」に突入 不安的中の陣営は戦々恐々

  3. 3
    なぜ大谷はオールスターで「最多得票」を取れないのか…圧倒的成績を残しながら首位と26万票の大差

    なぜ大谷はオールスターで「最多得票」を取れないのか…圧倒的成績を残しながら首位と26万票の大差

  4. 4
    女子プロの所属契約にまで協会が口出し…昨年末に全会員へ送り付けた文書の衝撃の中身

    女子プロの所属契約にまで協会が口出し…昨年末に全会員へ送り付けた文書の衝撃の中身

  5. 5
    HR独走中のヤクルト畠山 “札付き問題児”が“孝行息子”に

    HR独走中のヤクルト畠山 “札付き問題児”が“孝行息子”に

  1. 6
    ヤクルト畠山コーチが突然の退団 原因は金銭トラブルか…水原一平事件では「畠山は大丈夫か?」との声が

    ヤクルト畠山コーチが突然の退団 原因は金銭トラブルか…水原一平事件では「畠山は大丈夫か?」との声が

  2. 7
    大谷の「ホームランダービー」は見納めか…心身の負担を考慮すれば今回がラストチャンス

    大谷の「ホームランダービー」は見納めか…心身の負担を考慮すれば今回がラストチャンス

  3. 8
    もう「草サッカーのレベル」なのに…キング・カズ「還暦プロサッカー選手」に現実味

    もう「草サッカーのレベル」なのに…キング・カズ「還暦プロサッカー選手」に現実味

  4. 9
    フジテレビ起死回生の秘策?「古畑任三郎」復活プロジェクトに挙がる主演候補5人の名前

    フジテレビ起死回生の秘策?「古畑任三郎」復活プロジェクトに挙がる主演候補5人の名前

  5. 10
    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり