岡田阪神「生え抜き純血野球」の限界…チーム底上げ不発で終わらぬ貧打地獄
■FA市場では野手が枯渇
だからだろう、今秋ドラフトでは、即戦力の内野手を上位指名するプランが浮上しているという。
「阪神の主力野手は、徐々に高齢化が進んでいる。大山と近本が今年30歳で、中野も28歳。捕手は梅野(33歳)、坂本(31歳)が30オーバーです。一方、25歳前後の選手層は薄い。今年25歳の佐藤輝が伸び悩み、24歳の小幡も遊撃のレギュラーに定着しきれない。今後が期待できそうな若手は現状、23歳の森下、21歳の前川くらいです」(同)
かといって、大型補強に乗り出そうにも、このオフのFA市場は野手が枯渇している。
「新人と新助っ人に加え、現役ドラフトで有望株を獲得できるかどうかでしょう。たとえば日本ハムは、ソフトバンクで5年間プレーしながら一度も一軍出場がなかった水谷瞬を現役ドラフトで指名し、成功を収めている。いずれにせよ、チームの底上げが進んでいない以上、むこう数年は貧打地獄は続きそうな雲行きです」(同)
虎の先行きは想像以上に思わしくない。
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岡田監督にも当然、焦りが募っているようだ。盟友である掛布雅之氏がズバリ指摘した岡田監督の「不可解な言動」とは…。
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