女子バスケ選手と指揮官に深い溝… 連敗で予選敗退危機「ホーバスHC出戻り待望論」
「恩塚HCは新設の東京医療保健大学をインカレ2連覇に導くなど、学生の指導に定評はあったものの、代表監督としての手腕は未知数だった。就任後は、学生を諭すような指導が選手に受け入れられず、一時的にチームを離れた選手も少なくありませんでした。恩塚HCと選手との溝が最後まで埋まらなかったことも今回、チームとして機能しなかった原因のひとつではないか」
主力選手からは前回の東京大会で銀メダルに導き、現在は男子日本代表を指揮するトム・ホーバスHCの再登板を望む声が少なくないという。
「ホーバスHCの戦術は最初から最後までフォーメーションが決められており、選手からは『やりやすい』と評判だった。選手層が厚くなった男子とは違い、女子は発展途上で依然として世界と差がある。パリ五輪後には女子代表HCにホーバス氏が復帰する可能性は十分あります」(同前)
恩塚HCは試合後「選手たちはベストを尽くしてくれた、その選手たちを勝利に導けず責任を感じている」と話した。
米国人指揮官のもと、28年ロサンゼルス五輪で再び、8強入りを目指すことになりそうだ。