女子バスケ選手と指揮官に深い溝… 連敗で予選敗退危機「ホーバスHC出戻り待望論」

公開日: 更新日:

【パリ五輪】女子バスケットボール

 東京五輪で銀メダルを獲得しながら、早くも予選敗退の危機だ。

 世界ランキング9位の日本は日本時間1日、同19位のドイツ相手に競り負けて2連敗。4日にベルギーとの最終戦を残すが、2大会連続の決勝トーナメント進出は厳しい状況となった。

 崖っぷちの状況に主将の高田は「高さやリバウンドですごくやられた。なかなかうまく攻めることができなかった。(ベルギー戦に向け)気持ちを切り替えることが一番重要なこと」と話した。

 東京五輪後の2021年9月に就任した恩塚亨ヘッドコーチ(HC=45)は「走り勝つシューター軍団」を編成。チームの戦術は豊富な運動量と3Pシュートを軸にした一見、シンプルなものだが、内容は複雑。恩塚HCは「台本」といわれる戦術を記したマニュアルを配布し、選手に実践を求めたが、なかなか浸透しなかった。複雑過ぎる戦術に一部主力選手が反発。恩塚HCの方針に異を唱え、代表に招集されても応じなかった選手もいたという。

 女子バスケを取材するスポーツライターがこういう。

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