著者のコラム一覧
鈴木良平サッカー解説者

1949年6月12日生まれ。東京都世田谷区出身。東海大卒業後の73年、ドイツの名門ボルシアMGにコーチ留学。名将バイスバイラーの薫陶を受け、最上級ライセンスのS級ライセンスを日本人として初取得。84-85年シーズンのドイツ1部ビーレフェルトのヘッドコーチ兼ユース監督。なでしこジャパン初代専任監督。98年福岡ヘッドコーチ。

米国に準々決勝敗退でメダルなしも、なでしこに光明を見た。決して悲観することはない。

公開日: 更新日:

 サッカー女子日本代表(なでしこジャパン)が3日、パリ五輪準々決勝で強豪米国に敗戦。延長の末、0ー1で力尽き「2011年W杯以来の世界女王」と「五輪初の金メダル」を目指した戦いが終わりを告げた。

 シュート数は米国の15本に対して12本。「勝てるチャンスもあった」という声も少なくないようだが、なでしこにはゴールの匂いが漂ってくるシーンはなかった。

 ボール支配率「米国71%・日本29%」からも分かるように個人能力のレベル差、チームの総合力の差を比較した場合、米国の勝利は妥当だったと言うしかない。

 ただしーー。なでしこたちは、決して悲観することはない。2027年W杯ブラジルW杯、2028年ロス五輪に向けて光明を見出すことができたからだ。

 今回の五輪メンバーには18~20歳の選手が4人入った。18歳のDF古賀塔子(フェイエノールト)、19歳のMF谷川萌々子(ローゼンゴード)、20歳のFW藤野あおば(2日にマンチェスターC完全移籍が発表)と浜野まいか(チェルシー)は、いずれも「取り敢えず世界の大舞台を経験させておくか」というような考えで招集された選手ではない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動