2人の「天才」が宣言通り日本勢20年ぶりの快挙達成も…「ひっそり銀メダル獲得」の悲哀
「自分のことを『世界一』と言ってしまう自信家で、『東京に出られたらメダルは取れる。出られたら逆に簡単』と豪語したが、東京大会は7位。落ち込むどころか、引退を考えていた吉岡を『一緒ならメダルが取れる』と口説き落としてとペアを組んだ。177センチ、73キロの吉岡はバレーボールから高校時代にヨットに転向。恵まれたフィジカルと練習熱心なところから周囲には『努力の天才』といわれている。感覚派の岡田とのペアリングは相性抜群でした」(同前)
マイナー競技の悲哀か、メダル有力候補でもテレビ中継はなく、SNS上では「ひっそり銀メダル獲得」といった書き込みが目立った。96年アトランタ銀、04年アテネ銅。日本セーリング界にとって20年ぶりの快挙だけに、岡田・吉岡組はもっと脚光を浴びていい。