巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議
優勝インタビューで阿部監督が、「原さんに指導者に導いていただいて感謝しています」と涙ながらに感謝の言葉を口にしていただけに、なおさら“ノーコメント”は摩訶不思議な印象を与えたのは確かである。
「優勝から5日後の3日朝になってようやく、報知にだけ原さんの特別寄稿が載った。デジタル版も配信されましたが、とはいえ、シーズン中も球場に姿を見せることは少なく、グラウンドに下りてきても阿部監督や首脳陣、選手と話し込むことは数えるくらいだった。原さんに近しい関係者は、『阿部監督に巨人を託した以上、自分が前面に出るのは良くない。阿部監督がやりにくくならないように、意識的に距離を置いているんですよ』と言ってましたが、同じように監督を禅譲した高橋由伸監督のときには、自宅に招いて采配や補強に至るまでアドバイスをしていた。
指導者経験がないまま監督に就任した由伸も結局は原さんを頼るところがあり、原さんもそんな由伸がかわいくて目をかけた。対照的に阿部監督は二軍監督から一軍コーチと指導者経験をしっかり積み、確固たる阿部野球というものを持っている。それを貫く覚悟もあり、原さんに頼るところがまったくない。完全に“親離れ”をしているのは確かでしょう」(球界関係者)