補強?育成?ソフトBまさかの日本シリーズ惨敗で大混乱…物議を醸した《支配下7人クビ》のひずみ
「小久保監督は補強に乗り気ではないと聞いています。そもそも、球団からはV奪還と平行して若手育成を命じられ、二軍監督から昇格。その注文通り、シーズン中は様々な若手を抜擢し、2位日本ハムに13.5ゲーム差もの大差をつける4年ぶりのリーグVを達成した。そこにきてまた補強、補強ではせっかく経験を積ませた若い芽を潰すことになる」
すでにひずみも出ている。昨4日、ソフトバンクは支配下7人に戦力外を通告。その中の2人、三浦と仲田は今季育成枠から支配下に昇格したばかりの選手だ。そんな彼らに再び育成に戻れというのだから、酷な話である。特に三浦は一軍で5試合に登板し、防御率ゼロ。二軍でも15試合で同1.60と好投し、ウエスタンの最優秀投手賞を手にしただけに、本人が「なんで俺? という気持ち。納得できない」と不満をもらすのも当然だ。
助っ人にしても、モイネロ、スチュワート、オスナ、ヘルナンデス、ダウンズとレギュラーだけで外国人枠の上限である5人。マルティネス獲得なら、誰かを二軍で塩漬け、あるいはクビにする必要が出てくる。