巨人は正気なのか? 阪神大山、ソフトB甲斐&石川のFAトリプル取りで「乱獲時代」に逆戻りへ
阪神の主砲・大山取りに関しても、巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう話を引き取る。
「主砲の岡本が近い将来、メジャーに挑戦することを見越しているのでしょうが、大山の今季成績を見ると130試合で打率.259、14本塁打、68打点。20、21年に本塁打、打点の2冠だった岡本の代役が務まるとは思えません。もし大山が入れば、一塁や外野でポジションが重なる秋広の出番は今以上に限られるでしょう。さらに一塁の岡本が左翼に回る可能性が出てくれば、2年目で台頭した浅野の出場機会を奪うかもしれない。主砲のポジションをたらい回しにすることにもつながる。
OBとしてはチームの軸となる4番やエースは、生え抜きの選手を育てて欲しい。FAで30歳前後の出来上がった選手を連れてきても、その場しのぎになる。投手コーチの立場からすれば、今季15勝3敗の菅野の穴埋めのため、石川を補強したいというのは分からないでもないが、だったらなぜドラフト上位で即戦力投手を指名しなかったのか。石川は年俸がCランクだから人的などの補償は不要と安易な補強をすれば、昨季0勝から今季8勝とブレークした井上のような若手の枠を埋めてしまうことになる。以前FA3人取りをした後もV逸していますから」