佐々木朗希「争奪戦」から降りた球団の言い分とは? たった10億円超で手に入る金の卵なのに
ポスティングシステムでメジャー挑戦する佐々木朗希(23)。
代理人のジョエル・ウルフ氏によれば、獲得に乗り出している球団は20以上とか。今週中にも各球団との面談を始めるらしいが、中には争奪戦の輪に加わらない球団もある。
「投手としての資質は大谷翔平(30)や山本由伸(26)以上」といわれる逸材が、25歳ルールによってマイナー契約しか結べないため、最大10億円超で手に入る。にもかかわらず白旗を上げる球団があるのはなぜか。
「ア・リーグの中小規模都市を本拠地にする球団は、カネを理由に争奪戦には参加しない方針と聞きました」と、特派員のひとりはこう言った。
「年をまたぐことによってボーナスプールはリセットされますが、すでに中南米出身の選手を何人か獲得することが決まっていて、佐々木に使える金額は1億円程度しかないというのです。最初から佐々木獲得を視野に入れているドジャースやパドレスは資金をプールしているはずですけど、ウチはそうではないと。1億円ではハナから勝負にならないから、手を挙げたくても挙げられないという判断です」