石川兄弟そろって首位発進も…2人のV争い願う大会関係者&スポーツマスコミの情けなさ
都心は桜の花びらが散り始めたが、そんな時季に国内男子ツアーがやっと開幕を迎えた。
東建ホームメイトカップ第1日(三重・東建多度CC・名古屋 =7069ヤード・パー71)は、昨季2勝を挙げた石川遼(33)と弟の航(25)が6アンダーで首位タイに並んだ。
人気の女子ツアーは11日から、早くも開幕5試合目を迎える。米国では日本時間10日夜から夢の祭典「マスターズ」が始まる。
注目度が低い国内男子ゴルフの開幕戦としては、石川兄弟の首位タイの発進は願ってもないことだが、ツアー関係者がこう言う。
「航本人が『まだこのポジションにいるような実力はない』と言っているように、彼の実力で4日間上位をキープするのは厳しいでしょうが、初日だけでも話題を提供してくれたのは立派。さすがサービス精神が旺盛の遼君の弟ですよ。
今大会には女子プロで初めて日本ゴルフツアー機構(JGTO)のツアープレーヤーになった寺西飛香留(24)が主催者推薦で出場している。日本の女子選手が男子ツアーに出場するのは2005年の宮里藍以来20年ぶり2人目。初日は6オーバー125位タイでしたが、そっちが大きな話題になるのも男子プロとしては情けない。石川兄弟は昨年も、決勝の2日間は同組でしたが、優勝争いとは無縁でした。可能性は低いが、大会関係者やスポーツマスコミは、2人の優勝争いを期待しているはずです」