徳光正行さん(1)親父は口うるさくて、「やってられない!」と一度はゴルフをやめたんです
最初にゴルフをやめてから3年が経った頃、友達のミュージシャンから誘われ、久しぶりに田無(東京)の打ちっ放しへ。その時に彼のクラブを借りてやったら、意外にスムーズにできたんです。収入も得るようになっていましたから「自分で買ってみようか」という気になり、フィッティングをしてドライバーはキャロウェイのビッグバーサ、アイアンは横浜ゴムのプロギアで揃えました。
プロトタイプのアイアンを作ったり、いろいろ頑張っていたんです。2014年に千葉県市原市の立野クラシックで80が出て、そこから70台を目指していたんですが、その後は80すら出ない状態が続きました。
一方で、ホールインワンも達成しました。場所は埼玉の久邇カントリークラブです。170ヤードぐらいのパー3。6番アイアンで打ったら入りました。入った瞬間? ちょっと打ち上げだったので見えなかった。「ピン筋だったから入ったかな」と思いながらカップをのぞいたら、本当にボールが入っていました。
祖父(寿雄さん)、親父、僕と3代続けてのホールインワン達成でした。親父はurakuゴルフクラブ御殿場(現太平洋クラブ御殿場WEST)で、祖父は神奈川の平塚のゴルフ場で達成したと言っていました。僕のホールインワンは確か3ホール目くらい。そこからもう、ふぬけた人間になっちゃって96も叩いたのは、自分でももったいないなと思いました。1ホール「1」で終わってるんだから、いいスコア出さなきゃいけないって思いますよね。
次回は「ホールイン1.5」という自慢話(?)を。お楽しみに!
=この項つづく
(取材・構成=日本ゴルフジャーナリスト協会会長・小川朗)