人気絶頂期にあっさり芸能界を寿引退した内藤洋子

公開日: 更新日:

 絶頂期にあった内藤は東宝の社長に「しばらく休ませてほしい」と直談判した。
「当時社長だった松岡辰郎さんがとても理解のある人で、内藤の申し出を快くOKした。“1年間休みをあげるから好きなことをしなさい。その代わり、必ず戻ってくるように”と送り出したんです」(同)

 ちなみに、松岡辰郎氏は元プロテニスプレーヤー松岡修造の祖父。内藤はこの松岡氏との復帰の約束を果たすことはできなかった。休養期間に入ってまもなく、生涯の伴侶となる喜多嶋と出会ってしまったからだ。

 その頃、喜多嶋は慶応に在学しながら、加山雄三が率いるバンド「ランチャーズ」でギターを担当。加山と喜多嶋はいとこの間柄である。内藤も加山とは馴染みが深い。「赤ひげ」で加山の新妻を演じたのが、まだ14歳の内藤だった。そうした縁もあり、内藤と喜多嶋は急接近。出会った頃のことを内藤は日刊ゲンダイ本紙のインタビュー(05年夏)で次のように述懐している。

「当時の私は男性に対してガードが堅かったのですが、彼と出会って人生観が変わりました。女優業を続けることに迷っていた私に“苦しんでいるならやめたら。人生楽しくなくちゃダメ”と言ってくれたのです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    メッキ剥がれた石丸旋風…「女こども」発言に批判殺到!選挙中に実像を封印した大手メディアの罪

  2. 2

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  3. 3

    都知事選敗北の蓮舫氏が苦しい胸中を吐露 「水に落ちた犬は打て」とばかり叩くテレビ報道の醜悪

  4. 4

    東国原英夫氏は大絶賛から手のひら返し…石丸伸二氏"バッシング"を安芸高田市長時代からの支持者はどう見る?

  5. 5

    都知事選落選の蓮舫氏を「集団いじめ」…TVメディアの執拗なバッシングはいつまで続く

  1. 6

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  3. 8

    ソフトバンク「格差トレード」断行の真意 高卒ドラ3を放出、29歳育成選手を獲ったワケ

  4. 9

    “卓球の女王”石川佳純をどう育てたのか…父親の公久さん「怒ったことは一度もありません」

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方