23歳でアッサリ引退して結婚した栗田ひろみ
しかし、2週間ほど後、「湘南の海に泳ぎに行かないか」と仲間から再び誘われる。行ってみると彼も参加していて、今度は泳いだり一緒に食事したり、二言三言、言葉を交わすことができた。これを機にグループ交際に発展。もっとも、すぐに親密交際に発展することはなく、78年ごろ、テニスをしたのがきっかけで2人だけでデートをするようになった。
結婚を意識し始めたのは80年6月ごろ。特にプロポーズの言葉はないまま、ドライブに行ったり食事をしたりという付き合いが続いたが、栗田は「外で会えばお金がかかるでしょ」とお互いの家でデートするなど、すでに“しっかり女房”ぶりを発揮していた。
結婚が決まると、栗田は「仕事と家庭は両立できません。自分自身で結婚する時は引退しようと決めていましたから迷いませんでした。それだけ仕事に欲がなかったのかな」とコメントし、アッサリと芸能界引退を決めて、80年の大晦日には芸能活動を停止した。
結納は年が明けた81年1月17日。花嫁修業の特訓を始め、将来の社長夫人を見据えて簿記学校にも通った。トレードマークの長い髪も「彼が短い髪が好きなもので」とバッサリ。82年6月8日にハワイで挙式した。