イヤイヤ上京、社長愛人と同居…前川清の破茶滅茶デビュー

公開日: 更新日:

 デビューしたといってもまったく売れず、日々の食い物にも困るありさま。ある時、小林君がホットケーキを焼いてくれたんだけど、何だかツブツブが入っててすごく臭い。何を思ったか小麦粉に、草花の肥料にする鳥のフンを入れたんです。

 あれはホントにマズかった。わが人生で最悪の味でしたよね。

 そんな極貧生活が3~4カ月は続きました。見るに見かねた同じマンションの奥さまが、近所の喫茶店で食事をごちそうしてくださったこともありました。あれはありがたかったです。そういえば、その奥さまに藤岡弘さんもお世話になっていて、たしか一度、紹介されたことがありました。彼もまだ新人で食い詰めていたみたいで。

 知り合いのツテでひょんなことから渡辺プロ預かりに。その翌日からいきなりテレビ出演して「長崎は――」が大ヒット。さすがに“鳥フン”からは脱却しましたが、しばらくは収入もさほど増えなくて。恵比寿での共同生活は結局、1年くらいは続いたんじゃないですかねぇ。

■先輩方に可愛がられて45年

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方