コント用タライで行水 ノッチが温まったデンジャラス温泉
芸歴がすでに27年、貧乏続きというデンジャラスのノッチさん()は、デビュー前が最もつらい貧乏生活だった……。
最初の貧乏は90年前後、劇団東京ヴォードヴィルショーの研究生だったころ。
レストランの皿洗いをして家賃2万円くらいの4畳半のアパート暮らし。風呂なしだから、3分100円のコインシャワーに週1、2回だけ行っていた。
当時はお湯を使っていない時間もカウントされて、キッチリ3分しかいられないから、部屋で頭にシャンプーをつけ、コインシャワーまでの道のりで泡立てながら歩いたりして(笑い)。お恥ずかしい話ですよ。
1年後に劇団七曜日に移り、デンジャラスを結成しても貧乏。でも、相方の安田(和博)は公務員を辞めて芸人になったので、退職金も出たし蓄えがあったんです。僕と違って革ジャン持っててビックリしましたよ。「革の防寒着なんか持ってるのか!」と。僕は「おまえの部屋でネタ作ろう!」と言ってはお邪魔し、カップラーメンとかごちそうになってましたね。
でも、働かないから安田も日ごとに貧乏になり、ふと気づくと革ジャンがなくなってたので、売ったみたい(笑い)。