酒嫌いだったアニマル浜口さん プロレス入り後は豪傑に変身

公開日: 更新日:

 だから、オレ、21歳で国際プロレスに入団するまで一滴も酒は飲まなかったんだ。ただ、入団しちゃうとそうも言ってられない。熊本出身で酒豪で知られる看板レスラーのグレート草津さんの付け人になったからね。先輩に「飲め」と言われたら、飲むしかないのがこの世界。ましてや70年代、80年代はプロレスが国民的な人気だったから、年間250試合前後、全国を回るだろ。地方で羽目外すことが多くて。そりゃあ、酒が強くなるよ。

■20時間近く飲み続けて取材を受けたことも

 量? 飲みだしたらいちいち数えてなんかいないよ。ただ、引退後にこんなことがあった。ある日の夕方、気の置けない友人と浅草の自宅の近所で飲み始め、ハシゴになったことがあってさ。4軒目で、気が付いたら夜が明けてた。多分、飲む相手は入れ代わり立ち代わりだったと思うよ。

 それでも飲み足りなくて飲み続け、昼過ぎにいたのがトンカツ屋。そしたら、女房と(浜口)京子が息せき切ってやってきて、「パパ、取材忘れてない?」って。

 週刊誌の取材が入ってたんだ。うっかりスッポかすところだったけど、約束の時間には間に合って、取材も撮影も無事終了。20時間近く飲み続けてたのにベロベロにはなってなかったよ。

 還暦過ぎてからはさすがに酒量は落ちた。それでも、飲んでるのは相変わらずさ。オレにとっちゃ、お酒は自分自身へのご褒美。楽しく飲んで語らって明日への活力にする。きっと死ぬまでやめられないんだろうね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”