冠番組2増 バカリズムが“ポスト有吉&坂上”に急浮上のワケ

公開日: 更新日:

有吉弘行坂上忍を抑え、彼は今、各放送局が“ドラフト1位”で指名したいピン芸人です」(放送作家)

「彼」の名は、バカリズム(39)。歯に衣着せぬ“毒舌キャラ”であらゆる番組のMCを務める有吉&坂上は「視聴者に飽きられてきた感がある」(前出の放送作家)そうで、2人の後釜としてバカリズムの名前が急浮上しているという。

 実際、春の改編ではレギュラーの冠番組が一気に2つも増えた。特番から昇格したバラエティー番組「そんなバカなマン」(フジテレビ系、火曜24時25分~)と、「バズリズム」(日本テレビ系、金曜24時30分~)。後者にいたってはハーフモデルのマギー(22)と組んだ音楽番組のMCで「人見知り芸人」なのに、畑違いのアーティスト相手にトークを展開する。現在はテレビで7本以上のレギュラーを持つが、重宝される理由は何か。

「ネタの奇抜さに加え、大喜利の特番で何度も優勝している実力から、見る側に『面白いかも』と思われるような雰囲気を出せている。自己主張が強く、誰よりも目立ちたがろうとする旧態依然の吉本芸人がウジャウジャいる中、一歩引いた立場でスパイスを効かせた一言が話せるのも強み。秘すれば花で、洗練された印象を抱かせます。潮流の毒吐き路線ではなく、独自の道を行く。セルフプロデュース力の高さを感じます」(コラムニストの桧山珠美氏)

 14年の10月期には、竹野内豊(44)主演の「素敵な選TAXI」で連ドラの脚本家デビューを果たし、市川森一脚本賞の奨励賞を受賞。小さい頃は漫画家志望だったそうで、画力も秀逸。同業の芸人仲間からの評価も高く、“お笑い四次元ポケット”の異名を持つバカリズムの時代が到来だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  4. 4

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  5. 5

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  1. 6

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  2. 7

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  3. 8

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  4. 9

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  5. 10

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が