フジ土下座謝罪も…映画「海猿」復活計画にいまだ晴れぬ暗雲
6月の株主総会を前に早くも戦意喪失状態に陥っているのがフジテレビ幹部だ。2015年3月期決算の当期純利益は15.2%増の199億円だったが、核となる放送事業が振るわない。
「にもかかわらずフジの年収はいまだにテレビ界一、いや日本一高い。視聴率トップを行く日テレ局員の年収の実に2~3倍近くもあるので、今年も株主総会は荒れ模様かもしれません」(放送担当記者)
フジテレビの株主は東宝、日本マスタートラスト信託、文化放送、NTTドコモ、関西テレビ放送など。こうした大株主が声を上げることはないだろうが、昨年も2人の個人株主から「(日枝会長の)長老支配になってないか」「バイキングの視聴率が低すぎる」などの質問が出た。同様の状況に陥るのは十分予想されている。
そんな中、関係者の間ではあるサプライズ案が発表されるのではという臆測が飛び交っている。
「まずは番組編成の再度の見直しを約束する。要はいくつかの看板番組を打ち切るという改革案を株主に提案するのです」(制作会社幹部)