さんま4時間“還暦”特番…深刻化するTV界の「高齢化現象」
水曜日に還暦を迎えたお祝い番組として「さんまでっか!?TV」(フジテレビ系)が放送され、さんま&マツコの初ふたり旅VTRのほかに、スタジオ生放送ではSMAPらタレント50人が祝福した。内容は面白くても、この特番が4時間半の長さ! 相変わらず大物芸人の冠特番に頼っているテレビは問題だ。
これで“お笑いビッグ3”が3人とも還暦オーバー。たけし(68)、さんま(60)、タモリ(69)で、タモさんにいたっては来月70歳! あの懐かしの80年の漫才ブーム直後にブレークした時は30代ふたりと20代だったのに。
ちなみに、ビッグ3と所ジョージ(還暦!)の下の代では、とんねるずとダウンタウンが50代、ウンナン、爆笑問題がアラフィフ、ナイナイが40代半ば。ほとんど20代から冠番組を持っている。しかも、20年も30年も同じ番組をずーっとやっている。
2000年代から“史上空前の芸人ブーム”やら“ネタブーム”といわれ、お笑い・バラエティー番組が氾濫し、多数の芸人が売れたが、結局は昔ながらの大物芸人がテレビを牛耳っているわけだ。これって違和感ある視聴者も多いでしょう。